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2023.04.11

英検結果報告

CHES Friends 2022年 第3回 英検 結果報告

CHESからは、9名が英検に合格👍

すでに2023年の英検の申し込みについての相談があるなか…、2022年第3回(2023年1月実施)のCHES Friendsの英検の結果をようやく😓とりまとめることができましたので報告させていただきます。

第3回の英検の実施は1月。年末・年度末にむけての行事でCHES全体がばたばたしているなか、受験のご相談を受ける余裕もなく、今回のテストは試験後に結果報告だけをお聞きするような状況でした💦

それでも、5級2名、3級4名(内プリ・クラス在園生2名)、準2級に3名、合計9名の合格👍

今回の結果を聞いて、特に嬉しく思ったのは準2級に挑戦した中学生のH君とYちゃんです。2人は小学生の半ばころからアフター・クラスに参加。CHESのプリ・クラスの園児や他のアフター・クラスの生徒と比べるとやや遅いタイミングでの参加でしたが、中学生の間にしっかり準2級合格です。

2歳から小学校入学までの間にCHESのプリ・クラスで過ごすと、週5日9時から2時までのShort Stayでも5年間約6000時間を英語環境で過ごし、フォニックスやサイトワードを丁寧に積み上げていく時間があります。

しかし小学生以降からアフター・クラスに参加したお友だちが、フォニックスやサイトワードなどの基礎を積み上げていく時間を確保することが現実的に難しいなか、このように結果を残してくれることは本当に嬉しいし、本人の努力を称賛したいと思います。

直観的思考と論理的思考

実は、小学生の中学年から高学年にかけて、子どもの成長段階で大きな変化があると考えられています。就学前から小学校低学年までは、まだものごとを直観的に理解しますが、小学校中・高学年になると論理的に理解するようになります。

小学校就学前までの「プリ・クラス」の園児と、小学校中学年以降の「アフター・クラス」の生徒とは、不慣れな英語に対しても受け止め方や学び方が変わってしまうイメージです。

論理的思考が定着し始める小学校中学年以降は、基本的な文法を知識として論理的に理解できるようになるので、本来であれば従来の日本式の英語学習方法、「文法」「単語帳」を積み上げていくのが良いのかもしれません。

しかし、この時期に文法を意識し過ぎたり、単語帳で「1単語1訳」を覚えようとし過ぎると、文章に知らない単語が登場した時点で思考がストップ、たちまち前に進めなくなってしまい、会話においても言葉を反射的につかえなくなったりします。

Whole Language Approach

そこで、CHESでは小学生以降からアフター・クラスに参加したお友だちには、あえて単語のつづりや読み方に神経質になるよりも、物語やテーマのある会話の中で、たとえまだ知らない英単語がでてきても全体の流れから「意味」を推測し、読み方や文法の規則も、全体の流れの中で自然に身につけてもらう学習方法(Whole Language Approach)を進めています。

できればフォニックスやサイトワード、ボキャブラリーも積み上げて欲しいとは思うのですが、論理的思考とはいえ、まだ小学生レベルでは、フォニックスやサイトワード、英単語(特に1単語1訳)を単純に覚えていく作業は面白くないので、すぐに飽きてしまいます。

しかし、身近な経験と関連する興味ある内容の文章や、楽しい会話の中で英語の意味や使い方が自然と身につく方法であれば、面白いので学習意欲も湧きやすくなります。実際、日常生活で日本語の読書や会話を楽しむときも、これは前置詞、これは副詞、文法など考えていないですよね。

ただし、アフター・クラスは1コマ90分。1年間、45回×90分、仮にすべて参加しても70時間弱です。ただ楽しくクラスに参加して終わる生徒と、帰宅後その日にクラスで習った箇所を声に出して読む「音読」と「書き写す」、わずか数分間でできるこの練習を丁寧に続ける生徒では、時間が経過するにしたがって英語の実力と定着の差がひろがっていきます。

「英語で」クラスの授業をより楽しむためには、ある程度の基礎は必要です。CHESでは、できればご家庭で子どもたちが「音読」「書き写し」の作業を丁寧に継続することを期待しています。そうすることで、たとえ小学生の半ばからアフター・クラスに参加したとしても、H君やYちゃんのような結果も無理なく残せるからです。

CHESと英検-英語で学んだその先の希望や夢

1歩外に出れば、日本語100%の単一言語の日本で、将来にわたって英語が定着、継続して学ぶ意欲を育むためにも、水泳教室のワッペンテストのように得意・不得意分野を確認する「指標」の一つとして、CHESでは、小学校低学年までに「3級」、高学年までに「準2級」、中学で「英検2級」と考えています。

なにかを習得するために練習を続ける、学び続ける、継続していくためには、手ごたえや自分の位置、状況がわかる「指標」があると、努力も楽しいし、挑戦する意欲もわいてきます。

もちろんCHESでは、英検受験を推奨しているわけではありません。英検に合格したからといって、英語力が十分というわけではないからです。仮に、小学生で英検に合格したとしても、その後も学ぶ姿勢は継続していく必要はあります。

英検に合格することを「目的」にするのではなく、これからもCHESでは、偏差値的な認知能力に偏ることなく、「Play, Learn Grow Together!」で楽しく、継続して「英語で」学び「英語で」楽しむ環境を整えていきたいと思います。

テストのために英語を頭で勉強するのも大事ですけど、英語はあくまで言葉ですから、英語で学んだその先の夢や希望を実現するために楽しく使いこなせるようになりたいですよね。

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International Preschool CHES
Deputy head teacher
幼稚園教諭一種免許/保育士資格
小学校英語指導者資格
(Elementary School English Teaching License)
Masami Morimoto


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