シンガポール育児体験で、私が気づいたとても大切な事。

シンガポールは淡路島ほどの小さな国

1965年、マレーシアから独立した赤道上に位置する淡路島ほどの小さな国がシンガポールです。貿易で賑わい、世界中の金融・ビジネスが集まり、2006年の国際競争力ランキング(IMD:国際経営研究所発表)では3位、2012年では4位と目覚しい発展を遂げています。日本は2006年では17位、2012年27位だそうです。

 

CIMG037611さて、うちの二人の息子たちは当時7歳と4歳。長男は現地校(日本でいう国立)、次男はインターナショナル・スクールに通いはじめました。

 

通い始めて最初に驚いたことは、現地校でさえ、いろいろな国の子どもたちがいることです。ターバンを巻いているお父さんやスカーフで顔を覆っているお母さんに挨拶されると、さすがに最初は戸惑ってしまいました。

 

でも、話はじめると「ゲームばかりしていて困る!」とか「パワー・レンジャー(日本の戦隊モノ)の影響で戦いごっこばかり!」とかで盛り上がり、親同士の話題はやはりどこの国でも同じなんだぁと、可笑しくなってきます。

 

taiken.hこのように、シンガポールでは現地校(国立):小学校も、アジア各国からの大勢の留学生を受け入れているのです。

 

お母さんと子どもだけでシンガポールに来ていたり、なかには3・4年生では親元を離れ、一人でホームステイをしながら学校に通う子どもも少なくないという話を聞いてかなり驚きました。

 

独立して間もない、人種が入り混じっている小さな国が、先進国と肩を並べるためには、まず「言語」の統一と高い水準の教育カリキュラムが必要だったのではないでしょうか。

 

実際、国際通貨基金(IMF)の調査では、2007年のシンガポールの1人当たり国内総生産(GDP)は、すでに日本を抜いていることが明らかになっています。また、小中学生を対象とした国際数学・理科教育調査(TIMSS)でも常に高い評価を得ていいます。

→ TIMSS調査とは? TIMSS過去の調査:各国ランキング

 

子供たちは、とにかく先生のお話に目をキラキラさせ、ワクワク・ドキドキする事柄から英語力を伸ばしていく!

2010taiken1私は滞在中、インターナショナル・スクールの日本語クラスの担当を務めていました。シンガポール人資本(いわゆる「私立」)で、当時でも園児数238名のシンガポール最大の幼稚園でした。

 

シンガポール人の先生もいらっしゃいますが、他の多くの先生方は、オーストラリアをはじめイギリス、カナダ、南アフリカなど世界各国から招かれています。第一言語はもちろん「英語」。

 

小学校の低学年の時間割では、英語2時間、母語2時間、その他の科目が1時間という構成なので、幼稚園でも母語クラスがあり、中国語・ヒンディー語・日本語と、各クラス担当者はそれぞれの国から招かれていました。

 

先生の採用の際には、学歴・経歴・教育免許は厳しく確認され、さらに面接で採用の不可が決定されます。直接会うことができない場合でも、電話による面接が必ずあります。

 

top3私が在籍中に新たに入園してきた40人の日本人の子どもたちのなかで、日本でインターナショナル・スクールに通っていた子どもはわずかに一人だけでした。英語を習っていた子どもたちは大勢いましたが…、“How are you?”と先生から尋ねられても、きちんと自分の名前を言えた子どもはひとりもいませんでした。

 

海外勤務だからといって、英語を上手に話せるご両親ばかりではありません。でも、こんな子どもたちも1ヶ月もすれば園になじみ、2ヶ月もすれば少し「英語」の言葉がではじめます。

 

top6第一言語である「英語」に重点がおかれていることはもちろんなのですが、言語教育では「母語」にも時間がさかれていますし、幼稚園でも「音楽」「体操」のほか「算数」「理科」「社会」もちゃんと用意されています。

 

ただ、日本でイメージする「早期教育」とは、内容がずいぶん違います。

 

大昔、原始人がどのように生活していたのか?
どのように野生の動物を捕まえていたのか?

 

sing2また、算数の時間では、自分の足型を画用紙で切り抜き、みんなで持ち寄り長さを測ります。先生から出されたワークシートに従って、園中、片っ端から楽しそうに測りまわるのです。園長室に跳びこみ、園長先生の机の長さを測った子どももいました。

 

「単位」の認識、まさに「1フィート」です!

 

「英語」で話しかける先生の言葉は、身近な話題がテーマなので、まだ英語になじめていない子どもたちにもなんとなく通じていて、さらに子どもたちは、先生の「言葉」から確実にさまざまな事柄へと展開していきます。

 

子どもたちは、とにかく先生のお話に目をキラキラさせて、ワクワク・ドキドキしながら、聴き入るうちに自然と「英語」表現を学んでいるのです。

 

最初の言葉は、なんと、“Go away !”

こうして子どもたちは、あれよあれよという間に英語力を伸ばしていきます。

 

P1000253ただ、やはり小さな子どもにとって、たとえ母語であっても「言葉」というものは、まだまだ十分に使いこなせるものではありません。息子たちの様子をみていても、日本語もまだ十分ではないし、お友達の英語もまだ十分ではない。先生のお話も、いま自分が置かれている状況からなんとなく理解しているだけで、自分の意思や感情を正確に表現できるだけの「言語」能力はまだ持っていません。

 

年齢的にもまだ「ひとり遊び」のなごりのある時期なので、「言葉」が「日本語」であろうと「英語」であろうとあまり関係なさそうです。先生との信頼関係さえ築くことができれば、この言語環境も特にストレスを感じないのです。

 

学校に通いはじめて1ヶ月も過ぎた頃、多くのお友だちもできて、息子も少しは自分の意思を英語で伝えるようになりました。友だち同士でもなんとなく会話が成立している様子です。

 

でも、もちろん日本の英語教室で何度も繰り返し習う“How are you?”で始まるような会話は、ここにはありません。

 

お昼寝の前のシャワーの苦手な息子の第一声は“Don’t want !!”

お友だちと一緒に、絵本を読み聴かせていると“I can not see !!”

学校で友だちと楽しく遊んでいるのかと思うと“Go away !!”

 

いまでもその時の様子を思い出すと、笑ってしまいます。人間は少し追い詰められた状況では、「言葉」が自然と出くるものなんだ、と実感しました。子どもたちは確実に学んでいました。

 

top1子どもたちは、興味・関心・驚きを感じるとき、「五感」を通して「体全体」で学んでいるのです。この様子は、日本の幼稚園では経験できなかったことです。

 

たしかに、園によって方針はかなり違い「シュタイナー」「モンテッソリー」等の教育理論に基づいて運営されている園もあれば、従来の自由保育の園もあります。

 

ただ、どちらかといえば日本では「季節」「行事」を中心とした社会性を育成することが求められている気がします。

 

シンガポールの学校教育の現場で私は始めて

子どもの内面から湧き上がってくる学ぼうとするチカラが最大限に引き出され、このチカラに応える環境が与えられた時、子どもたちが満たさていく様子を目の当たりにしたのです。

 

こうして私は、ただ単に「英語」環境に入りさえすれば、自然と「英語」が話せるようになるわけではないということを痛感しました。「何気なく」では、子どもは「なにも」得ることはできないのです。

 

シンガポールでのわずか6ヶ月の滞在で、私と二人の息子たちが教えてもらうことができたのは、学ぼうとする子どもたちの「チカラ」を最大限に引き出す適切な教育者と、母語が英語ではない子どもたちにどのように英語で教えていくのかという適切な教育カリキュラムを受けることができれば、「英語」という言語能力の発達にとどまらず、子どものうちからごく自然にものごとを「学ぶ」姿勢を身につけることができる! ということだったのです。

 

帰国後、さっそく行動に!

この感動を、より多くの日本の子どもたちも同じ経験をすることができたらと考え、帰国後すぐに、日本で二人の息子が長年お世話になっていた幼児教室の先生に、CHESの企画を相談すると…、「私も、実際にその授業風景が日本で実現できるのであれば、ぜひ観てみたい!」と、2006年の冬休みの貴重な2週間にもかかわらず、快く教室を提供していただくことができました。

 

rireki12_jugyo2これが最初のCHESホリデー・クラス!

 

その後、春・夏・冬休みごとにホリデー・クラスを開催、2010年9月からは保育施設としてCHESプリ・スクールを開校することができたのです。

 

こうして私は、シンガポールのインターナショナルスクールで、母語が英語ではない子どもたちに実際に使われているカリキュラムを、日本での英語教育の経験を合わせてなんども調整しながら、神戸・垂水で実践してしてきました。

 

一歩外に出れば100%英語環境のシンガポールで使われているカリキュラムをそのまま単純に日本で使うのではなく、教室から一歩出れば100%日本語の環境で、本当に役に立つカリキュラムにするために、日本での私の英語教育の経験をふまえ改善してきたのです。

 

あまり英語になじみのない子どもたちから、すこし英語を学び始めた子どもたちまで、楽しく英語で学ぶことができるカリキュラムを限られたクラス時間にあわせて、特別に丁寧に作成しました。

 

この機会に、あなたの大切なお子さんにも、ぜひ体験させてあげてください!

私が、シンガポールの教育現場で感じたNice Surprise!を神戸で。

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各クラスの詳細はこちらからをご参照ください。

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2017年夏休みホリデー・クラス募集開始♪

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