「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。それも嫌なら…」

このある意味とても乱暴なセリフは、アニメ「攻殻機動隊」シリーズ第1期の冒頭で、主人公の「少佐」がテロリストを追い詰めた場面で口にするのだそうです…。そのシーンがこちら。

 

 

先日、夜遅く帰宅したにもかかわらず、夕食を済ませるのでもなく、お風呂にはいるのでもなく、所属するバスケ部での部員の処遇や、通っている塾の対応についての愚痴などをだらだらと、とりとめもなく語り続ける長男にむかって、主人がこのセリフを超まじめに口にした時、私ははじめて知りました。主人に言わせると、「攻殻機動隊」は映画「ブレードランナー」(原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」)を含め、個人的なベスト10にはいる名作だそうです(笑)。

 

ここ数年、主人はCHESの立ち上げから運営を(WEBサイトやBlog、FBの管理なども含め)事務局という形で、三宮のオフィスで(まぁ、一応代表者なんだからよろしくねッ♪という感じで)サポートし続けてくれているのですが…、元はといえば、2005年にシンガポールから帰国した私の教育環境に関する少しばかりの「不満」がスタート。

 

帰国当時、まだ幼かった息子たちの教育環境に少しばかり「不満」を感じた私は、「不満」を「批判」に変えても仕方がないので「環境」を変える提案を「CHES」という形で主人にしました。ここだけの秘密ですが…、主人の理想の人物の一人はアニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場するオンジ。いわれてみれば、たしかに「世の中に不満があるなら~、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ」を実践していた人物ともいえるのかぁ~。

 

とはいえ、バックボーンは小さな会社(笑)。しかも代表者はオンジを敬っている(爆)。ましてや人材や人脈が豊富なわけでもないし、経済的に余裕があるわけでもない。いくつかの大失敗やいくつかの小さな成功を重ねながら、この小さな会社からのサポート(もちろん私の努力も!)とCHESの良き理解者であるパパ・ママ・CHES-Friendsの笑顔のおかげでようやくここまでたどり着いてきたなぁというのが正直なところです(汗)。感謝。

 

実は、こうしてCHESを運営しながら、親としても絶えずチェックしていたとても気になる活動がありました。小林りんさんの活動(http://linkobayashi.com/index.html)です。国連児童基金(UNICEF)のプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在し、ストリートチルドレンの非公式教育に携わった経験から、2008年学校設立を決心、2014年に全寮制インターナショナルスクールとして「ISAK(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢)http://isak.jp/jp/」が開校予定。詳細は、ぜひ、それぞれのサイトをご参照くださいね。

 

私は、以前に新聞の記事(←この記事は切り抜いていまもノートに貼っています♪)で小林りんさんの活動を知り、すぐにWEBで検索して活動の詳細を読ませていただきました。そのなかに『学校、つくります』(2008年9月)がありました。

 

私はこの記事を読み、心から感動し、CHESはバックボーンが小さいけれど、とにかく私も、私が思う理想の教育環境を整えることに少しでも近づけるようにがんばってみようと感じたのです。この文章には、おそらくフィリピンに駐在していた彼女の感覚が強く反映されていたのだと思うのですが、私には当時その「国」こそまさにいまの「日本」だと感じました。

 

その記事の一部を抜粋させていただきます。

構造的に貧富の格差が再生産されるような国において変化が起るためには、やはりトップが変わらなければならないと感じます。優秀なだけでなく、自らの既得権益を手放してでも国民全体のバランスのとれた幸せのために制度設計できるような政治家。権力に屈したり汚職に手を染めることなく、自らの力で道を切り拓いていける企業家。母国への愛情と歴史への敬意を持ちながらにして、新たな文化を創造できる芸術家。そうした人々の存在なしに、国の永続的な発展はないのではないでしょうか。

そんな思いから、アジアの子ども達に全人格的な教育のできる学校をつくりたい、と考えるようになりました。しかも、ここ日本において。アジアの将来のリーダー達に日本を知り愛してもらうために。そして、日本の子ども達にも彼等と共に学び、国際感覚豊かで誇れる日本を担う人材に育ってもらうために。

 

今年のはじめに「ISAK」が長野県私学審議会で学校設置計画が正式に認可されたことを受けて、先日、日経新聞の夕刊に小林りんさんのインタビュー記事が掲載されていました。その記事を読みながら、「次男を出願させてみようかなぁ」と主人に相談してみたところ…、即座に「無理」。続いて「授業料みたぁ?」。いそいでiPadをあけて確認。発起人にあれだけの錚々たるメンバーが揃っているのに…、これが現実なのでしょうね。

 

そういえば、『“貧困層教育”だけで貧しい子どもたちは救えない!』という

「DAIAMONDonline』の対談記事のなかでも…

高い能力と志を持つ人たちのために一流の教育を用意しようとすると、授業料が高くなり、それゆえに通えない人が出てきてしまいます。そこで、奨学金を準備して、あくまでも能力を重視して質の高い教育と機会均等を両立できる体制を目指しています。

 

素直に、はぁぁぁ~と、溜息がでちゃいました。

 

でも、いつになく主人はお気楽。「大丈夫。国公立の教育機関もここ数年でかなり大きく変化してるって。ほんまに子どもたちがそっちの方向目指したいんやったら、そのころには選択肢はもっともっと増えてると思うで…」。

 

そういえば、以前このBlogでもお伝えした「秋田の国際教養大学の入試偏差値が旧7帝大と肩を並べる」とか、東北大学も国際交流会館やユニバーシティ・ハウスで国際交流を通して同じようにグローバル社会のためのリーダー育成に力をいれているとか。

 

「実際、地元の神戸でもそうやろ。前に神戸高校総合理学科のインドとの交流授業、少しだけやけど見学させてもらったやん。SSH事業も科学とかにとどまらず、国際化の方向性は明確やし…」。

 

そうそう、先日、本当にありがたいことに神戸高校総合理学科にお邪魔させていただくことができたんですよ。ちょうどインドとの交流授業が開催されていて、たしかNHKも取材にきていたけど、まだ放映さていないような…。

 

f:id:kobe-ches:20120607120125j:image:w360

 

放映はともかく(汗)、インドからの十数人の学生が神戸高校の生徒と同じテーマで話し合いながら一緒に作業をする様子を見学させていただいたのです。どのようにリーダーシップをとるのか、最初はお互いぎこちなかったのですが、時間内に作業を完成しなければならない状況では、共通意識も自ずと芽生え、最終的には和気あいあいと作業が進んでいく様子がとても興味深かったです。

 

いずれにしても、東大が9月入試を検討するくらいのご時世。『日本語で国際バカロレア資格 海外大学への留学促進狙う(2012.6.19)などの記事も最近めにつくようになりました。ここ数年、公的な教育制度は本当に大きく変化していくのでしょう。

 

「たしかにアニメのなかで、少佐は『世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ。それも嫌なら…』って引き金をひいてたで。でもな、実はちゃうと思うねん」

 

えっ、ここで「攻殻機動隊」ですかぁ!?

 

「『それも嫌なら…』のほんまの続きはなぁ…」

 

正直なところ、私はアニメをほとんど観たことがありません。息子たちが観る「ガンダム」や「ナルト」を家事の片手間に観るようになって、最近ようやく「宇宙兄弟」や「黒子のバスケ」を少し本気で観るくらい。ホント最近気づいたんですけど。男の子って、結構マジでアニメ観てますよね。いまだに長男と主人が「スラムダンク」について語っているときにはさすがについていけませぬ。

 

「『それも嫌なら…』のほんまの続きはなぁ…、『世の中を変えろ!』やろぉ。」

 

えッ、いきなり世の中を変えちゃうんですかぁ!?

 

「実際、CHESで実現したい寺子屋!からの国際的リーダーシップって、そういうことやろぉ。いますぐ立派な校舎を建ててIB導入してそれなりの学費で運営していくのも理想かもしれへんけど、寺子屋とは、ちょっと違うやろぉ。でも多分、方向はおんなじ。寺子屋には寺子屋なりにまだまだできることもたくさんあるって。たとえば…」

 

たとえば、なんなんですかぁ!?

 

「たとえば…、あくまでイメージやけど、最近のシンガポールはバブル気味で難しいから、マレーシアとか、フィリピンでもいいけど、日本語学校を造ったら、とりあえず場ができて、こっちからの留学生もそんなに経済的な負担なく受け入れられるし、もちろん現地で英語を学べる。そこで日本語を教えながら人材が育てば、CHESに来てもらってもいいし…、そうこうしているうちに寺子屋的人材交流も始まるって」

 

↑これは、一応、プラウドカンパニー代表の言葉ですから、乞うご期待です。それなら、立ち上げのために、すぐにでも私が行きます。とにかく私は、日本より暖かい英語圏だったらどこでもいいですから冬が来る前に行きたいです!

 

「実際なぁ、少佐も結局、公安9課からはずれるやろぉ。あれも組織で出来ることとできへんことを見切ったからやと思うねん」

 

えぇ~。またまた現実から「攻殻機動隊」に戻るんですかぁ!? なんだかアニメが微妙に入り混じっていると感じるのは、私だけですかぁ。

 

「かれこれCHESのリニューアルからちょうど2年やろ。当時から考えたらかなり落ち着いてきたから、そろそろ次の展開も考えてもいいかも。しかも、最近、面白い動きもあるみたい。『フューチャーセンター』っていう活動なんやけど、こんな活動もどんどんCHESで取り入れるのもいいと思うねん」

 

とにかく、寒い冬が来る前にお願いします!

 

「大丈夫、冬までには方向決めよう! 『目に見えない何かを信じられる』ってことが一番大切なんやて」

 

あのぉ~、もしかして、それも誰か主人公のセリフですかぁ。

 

「え?」

 

「とにかく、育児とか教育の情報って、あるようでないし、それぞれ結構バイアスがかかってるから取扱い注意の情報とかも入り混じってるやろぉ。『フューチャーセンター』とかで、社会善を前提に、具体的な目標を明確にしてみんなで話し合える場を作れたら、CHESの活動や運営にも、もっともっと幅ができると思う。いま、いくつか書籍を読んでるから、もう少し詳しく分かったらまた言うわぁ。最終的な目標は、寺子屋からの国際的リーダーシップやから、ぶれへんように行こう」

 

2周年を無事迎えることができそうなCHESの下半期からのテーマは「寺子屋からの国際的リーダーシップの育成」(キリッ)。これにむかって邁進していきます(本気!)。


2017年冬休みホリデー・クラス募集開始♪

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