13歳の少年が1人で旅立ちました。

4月にはいってから、急に「シンガポール親子留学」のお問い合わせが増えてきました。すでに、この夏の航空チケット予約も始まっているのですね。

ところで、準備にかなり手間取ってしまいましたが、4月2日には、13歳の少年(東京)が、シンガポールへの10週間の単独留学に無事出発しました。なかなか日程が決まらなくて、本人もかなりやきもきしていたそうで、準備をすんなり進めることができないお母さんと口げんかになることも。。。(だって、お母さんだって、働いているんだから、時間に限りがありますよね)

彼の名前は、Jクン。

Jクン的には、4年ほど前に一度、旅行でシンガポールに訪れて以来、ず~と、シンガポールに留学したかったのだそうです。CHESの「シンガポール留学」サイトを見つけてくれて、以来、ずっと実現させたいと、お母さんと相談してきたのです。本人からも、直筆で「よろしくお願いします」と、FAXもいただいていました。

やきもきしているのは、お母さんもよく理解されていたのですが、準備には、本当にかなりの書類が必要だったのです。

というのも、1か月未満の短期留学や政府が認めていない「学校」への留学の場合、「就学ビザ」は必要ないのですが、Jクンの場合は、単なる短期ではなく、10週間の留学になるので、「就学ビザ」が必要となりました。とにかく、就学ビザを申請するための書類を揃えるだけでも一苦労です。

書類の一式をざっくり書き出してみると…

Jクンの直近学歴(今回は、小学校)の卒業証明書

Jクンの成績表(最近の学期末分)

↑いずれも「英文」(学校にお願いすれば、ちゃんと用意してくれます)

親の貯金残高・所得証明

↑英文が無理の場合、英文訳を証明するため「公証人役場」のスタンプが必要な場合もアリ

さらに、Jクンの「出生証明書」

日本にいると、戸籍謄本があるので、本人確認が必要な場合、これで大丈夫ですが、シンガポールでは各個人の「ID」が通し番号なので、「戸籍謄本」と「本人」が結びつかないとか、ガミガミ(←留学先の事務のMs.I)。

日本には「IDカード」もなければ、後生大事に、出生証明を保管している方が稀だと何度説明しても、ガミガミ。

これからお子さんを産もうと考えているお母さんは、できれば「出生証明書」を温存しておくことをお勧めします。もしも、失くしてしまうと、「出生証明書」は、再発行してくれないので、結局、今回は、戸籍謄本を英文訳し、スタンプをもらいにいかなければなりませんでした。

2008年のリーマンショックの影響なのかどうかわからないのですが、シンガポールの学校は、短期や中期の留学受け入れにかなりナーバスになっているように感じました。景気が良いと→海外から人材を積極的に受け入れる。景気が悪くなると→外国人を受け入れなくなる。

このような傾向は、アメリカなどでもよくあることなのですが、、、さらに、あとで分かったことなのですが、今回の留学先であるYMCAが、どうやら政府公認になったため、適当に処理してくれにくくなったことも、煩雑さに輪をかけたようです。

とにかく、こんなやりとりがあって、ようやく13歳のJクンの単独留学は、無事出発にたどりつくことができたのです。

ただ、シンガポールに到着しても、クラス編成前の英語力テストがあったりで、なかなかすっきりとは、前には進まず、ホームステイ先の方々までもやきもきです。

「食が細いけど、大丈夫か? ホームシックか? 口に合わないのかなぁ 今日はお刺身を買ってたけど、日本食しか無理なのか?」と、メールが来たので、心配して本人に確認してみたところ…

「今日は、みんなにお寿司をつくって、ごちそうしてあげたよぉ!」といたって元気な様子。

なぁ~んだ、ちょっとしたコミュニケーション不足だったのかな。でも、なんだか少し心配になったので、Ms.Bに連絡。彼女はシンガポール大学の学生なので、時間に融通が利くかもしれないし、年齢も近いので話題も少しくらいは盛り上がれるかもと思い、「時間があったら、連れ出してみて」とお願い。

なんたって、彼女が日本に来た時は、「嵐」のDVD買うかどうか、ぎりぎりまで悩んでしましたし、ウチでは、子ども達とWiiで盛り上がるし、「のだめカンタービレ」の特別番組見て感動していましたから。

「一度、大学に連れて行ってみるね。日本語サークルもあるから、紹介しておくわ」と、Ms.Bも快く引き受けてくれたことを、本人に伝えると、「嵐に間違われて、キャーって言われたらどーしよう」とか。。。

お母さんからも心配して、メールをいただきました。

Jがお世話になっています。お電話いただき嬉しかったです。日本で、Jの力を信じて任せるほかありません。

食事のことで苦心されているようですが、わたしの正直な心中をお話ししますと、食事もシンガポールの一部ですから、そちらにいる間は、Jのことは気にせず通常の食事を出していただいた方がいいと思っています。観光で行っている訳ではないし、ゲストではないからです。

ただ、わたしも友人の子どもを預かることが多いのですが、やはり気を遣いますし、楽しんでほしいと思って苦心しますので、向こうのご家族には感謝しています。

ご家族に迷惑をかけていること、部屋にPCがあることなど、心配していますが、彼の挑戦がよい方向に向かうことを信じています。普通のご家庭に異国の子どもがお邪魔しているわけですから、いろいろお手間をかけていることは容易に想像がつきます。

皆さんがお疲れになるのではないかと、とても心配しています。なんでもおうちの方に、Jにストレートに話してもらって構いませんので、よろしくお伝えください。おねがいします。

ホントに大丈夫かなぁと心配していると、事務所のPCに本人からメールが。

その文面には

“I’m good”

と、ひと言。どちらかと言えば、微妙なメッセージ。

でも、とりあえずは、元気そうで安心しました。


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