学力差はすでに6歳の就学時点から

穏やかに新年も明け、皆様お元気でお過ごしでしょうか。それにしても、今年は寒い日が続きますね。

 

旧年中はご愛顧いただきありがとうございました。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、新年最初のブログなので、今回は少しカタイお話しから。子育ての過程で一度は耳にはいる「早期教育」、「英語」に関しては、特に「幼児教育」という話はよく耳にします。その「幼児教育」に関しての面白い知見を読みましましたので、みなさんにもお伝えしておきたいと思います。

 

【就学前教育の投資効果から見た幼児教育の意義─就学前教育が貧困の連鎖を断つ鍵となる─大竹文雄[大阪大学社会経済研究所教授]】

http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2008_16/fea_ootake_01.html

まずは、気になる結論から

 

所得階層別の学力差はすでに6歳の就学時点からついています。この段階でついた学力差は、後の経済格差にも直結します。そしてこの差は、就学後に低所得の家庭の子どもを対象にさまざまな教育投資を行っても、容易に縮まることはないのです。

そこで、ノーベル経済学賞の受賞者でもあるシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授(専門は労働経済学)は、就学前の子どもに対する教育投資効果に着目し、「就学後の教育の効率性を決めるのは、就学前の教育にある」とする論文を、科学雑誌『Science』で発表しました。彼はまた「恵まれない家庭に育ってきた子どもたちの経済状態や生活の質を高めるには、幼少期の教育が重要である」と主張しています。

 

どのようにこの結論へ向かったのかは、、、

 

1960年代にアメリカで行われたペリー就学前計画の実験結果です。

ペリー就学前計画とは、経済的に恵まれない3歳から4歳のアフリカ系アメリカ人の子どもたちを対象に、午前中は学校で教育を施し、午後は先生が家庭訪問をして指導にあたるというものでした。

この就学前教育は、2年間ほど続けられました。そして就学前教育の終了後、この実験の被験者となった子どもたちと、就学前教育を受けなかった同じような経済的境遇にある子どもたちとの間では、その後の経済状況や生活の質にどのような違いが起きるのかについて、約40年間にわたって追跡調査が行われました。

その結果は、有意な差となって表れました。就学後の学力の伸びに、プラスに作用しただけではありません。介入実験を受けた子どもたちと、そうでない子どもたちを40歳になった時点で比較したところ、高校卒業率や持ち家率、平均所得が高く、また婚外子を持つ比率や生活保護受給率、逮捕者率が低いという結果が出たのです。

 

さらに…

 

就学前教育を受けた子どもたちの間で顕著だったのは、学習意欲の伸びでした。

一方で子どもたちのIQを高める効果は、小さいことが明らかになっています。高所得を得たり、社会的に成功したりするには、IQなどの認知能力と、学習意欲や労働意欲、努力や忍耐などの非認知能力の両方が必要になるわけですが、ペリー就学前計画は、子どもたちの非認知能力を高めることに貢献したわけです。

 

そして…

 

このような脳科学の知見も用いてヘックマンは、3、4歳の時期に適切な教育を受けずに敏感期を過ぎてしまった子どもは、教育投資の効果が小さくなり、学習意欲を高めることは難しく、効果は限定的なものになると考えています。

 

煽るつもりは全然ないし、しかも、記事元は「ベネッセ教育開発センター」さんで、それなりの読み方もあるのだと思います。ただ、体験的に感じることは、まったくこの記事のとおりだと肯いてしまうことが確かに多いように感じます。もちろん、だから直ちに「早期教育」とか「幼児教育」とかの重要性について語りたいわけでもないのですが…、

 

ただ、幼い子ども達を身近に見ていて思うことは、「3、4歳の時期に適切な教育を受けずに敏感期を過ぎてしまった子ども」たちと、正式な教育というわけではないにしろ、「3、4歳の時期に」にお母さんやお父さんが「適切」に接してきた「子ども」たちとでは、少し差が生まれてしまうのかもしれないと感じてしまいます。

 

子育ての過程で、特に息子たちが3、4歳になった頃から、わたしもそれなりに見聞をひろめたりしながら努力をしてきたつもりなのですが、100%満足のいく「教育」方法など分かるわけでもなく、無我夢中での「Trial and error」の繰り返しでした。いまでもわたしの息子たちの接し方が、正しかったかどうかも正直なところ100%自信があるわけでもありません。しかも、当たり前のことですが…、いまさら過去にもどって子ども達との接し方を変えることなどできないし。。。

 

でも、もしもいま「3、4歳」のお子さんのお母さんに、いまのわたしが、ただひとつだけアドバイスすることができるとしたら、「Trial and error」の繰り返しでもいいから、とにかく一緒に「学ぶ」姿勢だけは共有してあげて欲しいと思います。いずれにしても、100%満足のいく「教育」方法など分かるわけでもない、本当に無我夢中での「Trial and error」の繰り返しかもしれないけれど、それでもやっぱり、この時期のお子さんとの時間をを大切に過ごしてあげて欲しいと思います。

 

興味のある方は、ぜひ、全文をお読みくださいね。

【就学前教育の投資効果から見た幼児教育の意義─就学前教育が貧困の連鎖を断つ鍵となる─大竹文雄[大阪大学社会経済研究所教授]】

http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2008_16/fea_ootake_01.html


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